投資ってなに?ゼロからわかるお金の増やし方【中学生FPが解説】

役立つお金の知識

こんにちは!FP2級中学生のはぶおです。

最近「投資」に興味を持つ人が増えています。
ニュースやSNSでも「資産運用」「NISA」「インデックス投資」など、投資に関する言葉をよく目にするようになりましたよね。

でも、「そもそも投資って何?」「どうやって始めるの?」「危なくないの?」と思っている中高生や投資初心者の人も多いと思います。

この記事では、中高生にもわかる言葉で「投資の基礎知識」についてしっかり解説していきます!


1. 投資とは?貯金とのちがいを知ろう

● 投資=お金に働いてもらうこと

投資とは、将来の利益を期待してお金を運用する行動のことです。
働いて得たお金をそのまま使わず、株や投資信託などに回すことで、さらにお金を増やすのが目的です。

たとえば、ある会社の株を買って、その会社が成長して株価が上がれば、その差額が利益になります。これを「キャピタルゲイン(値上がり益)」といいます。

また、企業の株を持っているだけで、年に1回など配当金がもらえることもあります。これを「インカムゲイン(収益)」と呼びます。

● 貯金と投資のちがい

項目貯金投資
目的お金を守るお金を増やす
リスクほぼゼロ変動あり
リターン非常に小さい(0.001%など)比較的大きい(年数%〜数十%)
手段銀行預金など株式、投資信託、不動産など

銀行に預けるだけでは、インフレ(物の値段が上がること)に負けて、お金の価値が減ってしまうことも…。
だからこそ、将来のために**「お金の守り方」+「お金の増やし方(投資)」の両方を学ぶことが大切**です。


2. 投資の代表的な種類を知ろう

FPの勉強でも出てくる、代表的な投資方法を解説します。

● 株式投資

会社の株を買い、その企業の成長とともに株価が上がると利益になります。
さらに、企業によっては年に1〜2回「配当金」や「株主優待」がもらえる場合もあります。

メリット

  • リターンが大きい可能性がある
  • 配当金や株主優待がもらえる

デメリット

  • 会社の業績や景気に左右される
  • 損をするリスクもある

● 投資信託

投資のプロが、みんなから集めたお金を使って、株や債券などに投資してくれる商品です。
1つの商品でいろいろな会社に投資できるので「分散投資」が簡単にできます。

メリット

  • 少額(100円〜)で始められる
  • 自動で分散投資ができる
  • NISAとも相性がよい

デメリット

  • 手数料がかかる場合がある
  • 元本割れのリスクがある

● 債券(国債・社債)

国や企業が「お金を貸して」と発行する証券です。
利子(利息)が決まっていて、満期になれば元本も戻ってくることが基本です。

メリット

  • 比較的リスクが小さい
  • 定期的な利息収入がある

デメリット

  • リターンは小さい
  • 途中で売ると損することも

● 不動産投資(マンション・アパートなど)

不動産を買って、人に貸すことで家賃収入を得る方法です。
初期費用が大きいですが、長期的に安定した収益が見込めます。

※中高生のうちはまだ現実的ではないですが、将来的に知っておくと役立ちます。


3. 投資の3原則|FPでもよく出るキーワード!

① 長期投資(長い目で見る)

短期間で利益を狙うと、相場の変動に振り回されて損をすることも…。
10年、20年という長い期間でゆっくり増やしていくのが基本です。これを「長期投資」といいます。

② 分散投資(リスクを分ける)

1つの銘柄だけに投資すると、大きく損するリスクもあります。
株式・債券・投資信託など、複数の商品に分けて投資することでリスクを減らします。

③ 積立投資(コツコツ続ける)

毎月一定額を投資する「積立投資」は、相場が上がっても下がっても、自動的に平均的な価格で買える仕組みです。
これを「ドルコスト平均法」といいます。


4. NISA・つみたてNISAとは?

日本には「少額から非課税で投資ができる制度」があります。それが「NISA(ニーサ)」です。

2024年から制度が新しくなり、「新NISA」として生まれ変わりました。

新NISAのポイント

  • 投資で得た利益が非課税(税金がかからない)
  • つみたて枠と成長投資枠の2つがある
  • 毎年の非課税枠が大きくなった(最大360万円)
  • 口座は一人1つまで、金融機関で開設可能

5. 中高生にできる投資の準備

未成年でも、親の同意があれば証券口座を作ることができます。
ただし、まずは実際に投資する前に「学ぶこと」こそが一番大切です。

● 今できること

  • FPの勉強で投資のしくみを学ぶ
  • 実際の株価や経済ニュースをチェックしてみる
  • お小遣い帳をつけて「お金を管理する力」を身につける
  • 模擬投資ゲームやアプリを使って練習する

たとえば、「トウシル(楽天証券)」や「マネックス証券」などが出している無料の投資シミュレーターアプリを使えば、仮想的に投資体験ができます。


6. まとめ|投資は未来への準備

最後に、この記事のまとめです。

  • 投資とは、お金を運用して増やす行動のこと
  • 貯金は「守る」、投資は「育てる」
  • 株式・投資信託・債券などが代表的な投資商品
  • 投資の基本は「長期・分散・積立」
  • 中高生のうちは知識をつけることが最大の「資産」

投資は一見むずかしそうに見えるかもしれませんが、基本をおさえればとても身近なお金の知識です。
社会人になる前に知っておくことで、将来のお金の不安を減らすこともできます。

僕自身も、FP2級の勉強を通して投資やお金の知識を深めています。
これからもこのブログでは、若い世代に向けた「お金の知識」を発信していくので、ぜひチェックしてみてください!ありがとうございました。

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