NISAとiDeCoの違いとは?初心者でも全てわかる【2025年最新版】

NISAとイデコの違い解説の画像 お金の知識

「NISAとiDeCoって何が違うの?」「違うのはわかるけど具体的に?」

そんな悩みを持っている方はに向けて、NISAとiDeCoの違い」についてFP2級中学生が解説します。

この記事を見てお金についてもっと理解を深めましょう。

NISAとiDeCoは「投資のための税制優遇制度」

まず大前提として、NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)は、投資を応援するための制度です。

共通点詳細
税制優遇利益や配当金に税金がかからない(非課税)
長期投資向け将来に向けて資産形成をする人をサポート
金融庁が関与安心して利用できる国の制度

ただし、目的や使い方、引き出しの自由度などがまったく違うので、正しく理解することが大切です。

新NISAの制度概要と特徴

NISAとは、「少額投資非課税制度」のこと。2024年からは「新NISA」に移行し、非課税期間の無期限化投資可能額の増加など、大幅な改正が行われました。

NISAの基本情報

内容詳細
利用可能年齢18歳以上
非課税期間無期限(2024年以降の新NISA)
年間投資上限額最大360万円(つみたて枠120万円+成長枠240万円)
非課税保有限度額合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
投資対象株式、投資信託、ETF、REITなど

メリット

  • 投資で得た利益が非課税
  • いつでも引き出せる
  • 投資先の自由度が高い(成長投資枠では個別株も可能)

デメリット

  • 所得控除はない(節税効果はiDeCoに劣る)
  • 投資なので元本保証なし

新NISAについて詳しく解説した記事はこちら

iDeCoの制度概要と特徴

iDeCoは「個人型確定拠出年金」の略で、自分でつくる年金制度です。将来の老後資金づくりを目的に、毎月積み立てて運用します。

iDeCoの基本情報

内容詳細
利用可能年齢原則20歳~65歳未満(加入延長)
受取開始年齢原則60歳以降
積立上限月額5,000円〜68,000円(職業により異なる)
税制優遇掛金が全額所得控除、運用益も非課税
投資対象投資信託、定期預金、保険商品など

メリット

  • 掛け金が全額所得控除=節税効果が大きい
  • 利益も非課税
  • 老後に年金として受け取れる

デメリット

  • 60歳まで引き出せない
  • 掛金に上限がある
  • 職業によって拠出枠が異なる

NISAとiDeCoの違いを表で比較

項目NISAiDeCo
目的資産形成全般老後資金づくり
引き出し自由度いつでもOK原則60歳まで不可
節税効果利益が非課税掛金が所得控除+利益非課税
非課税対象運用益・配当掛金・運用益・受取時も控除あり
年齢制限18歳以上原則20歳〜65歳未満
年間投資上限360万円月額5,000〜68,000円
投資対象株式・投資信託など自由投資信託が中心(商品は限られる)

どっちを使うべき?

NISAが向いている人

  • 将来のために投資を始めたい
  • 使いたいときに自由に引き出したい
  • 収入が少なく節税メリットが小さい人(学生・専業主婦など)

iDeCoが向いている人

  • 老後資金をしっかり準備したい
  • 所得税・住民税を節税したい
  • 安定した収入がある会社員・公務員・自営業者

よくある質問

Q1:NISAとiDeCo、両方やってもいいの?

➡ はい、両方同時に利用できます!
NISAで自由に資産運用、iDeCoで老後資金づくりというように、目的に合わせて使い分けるのが賢いです。


Q2:学生や収入が少ない人はどっちがいい?

NISAの方が向いています。
iDeCoは「節税効果」が魅力ですが、そもそも収入が少ないと節税になりません。まずはNISAで投資に慣れるのが◎。

Q3:途中でお金が必要になったら?

NISAはOK、iDeCoはNG。
iDeCoは60歳まで引き出せないので、生活資金が必要な人は注意!

まとめ

最後に、FPとしてのおすすめはこうです:

初心者→ 新NISAからスタート(自由・シンプル)
節税したい人→ iDeCoを活用(長期運用+税金対策)
両方できる人→ NISA+iDeCoの併用が最強!

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