子どもを育てるには、思った以上にお金がかかります。では、実際にどれくらい必要なのでしょうか?
今回は「子ども一人当たりにかかる費用」をFP2級中学生の僕が詳しく解説します。
1. 子ども一人にかかる総費用はいくら?
文部科学省や総務省の調査によると、日本で子ども一人を18歳まで育てるのにかかる費用は 約1,000万円~1,500万円 と言われています。
これは生活費や教育費、衣服、医療費などすべてを含めた金額です。
2. 年齢別にかかる費用
幼児期(0~5歳)
- 食費:年間約50万円
- 保育園・幼稚園費用:年間約40~60万円(公立は少なめ)
- 衣服・おもちゃ:年間約10万円
合計:約100~120万円/年
小学生(6~11歳)
- 学校関連費:年間約30万円
- 習い事:年間約10~15万円
- 食費・生活費:年間約40万円
合計:約80~85万円/年
中学生(12~14歳)
- 学校費:年間約35万円
- 塾や習い事:年間約15~20万円
- 食費・生活費:年間約45万円
合計:約95~100万円/年
高校生(15~17歳)
- 学校費:年間約50万円(公立高校)
- 塾・予備校:年間約20~30万円
- 食費・生活費:年間約50万円
合計:約120~130万円/年
3. 教育費の内訳
子どもを育てる上で大きな割合を占めるのが教育費です。
文部科学省によると、高校卒業までの教育費は 公立で約300万円、私立で約1,000万円 と大きく差があります。
教育段階 | 公立 | 私立 |
---|---|---|
小学校 | 約60万円 | 約250万円 |
中学校 | 約80万円 | 約200万円 |
高校 | 約120万円 | 約400万円 |
※大学進学費用は含めていません。大学まで含めるとさらに数百万円〜1,000万円かかる場合があります。
4. 将来のためにかかる費用も考えよう
子どもが大きくなると、生活費だけでなく進学費用も必要です。
- 大学(私立文系):年間約100万円 × 4年 = 約400万円
- 大学(私立理系):年間約130万円 × 4年 = 約520万円
- 一人暮らし費用:年間約50万円 × 4年 = 約200万円
大学進学も考えると、子ども一人当たり 2,000万円以上 が必要になることが多いです。
5. 貯金や学資保険で計画的に準備
子どもにかかる費用は大きいですが、計画的に準備すれば負担を減らせます。
- 学資保険:毎月少額から積み立て可能
- 投資信託・つみたてNISA:長期で運用すると増やせる
- 家計の見直し:固定費を減らすことで余裕を作る
まとめ
- 子ども一人を育てる費用は 約1,000万~1,500万円(18歳まで)
- 教育費は公立・私立で大きく変わる
- 大学進学や一人暮らしを含めると 2,000万円以上 かかる
- 学資保険や積立で計画的に準備するのが重要
子どもを育てるお金は大きな負担ですが、早めに計画しておくと安心です。
この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。これからもお金に関する有益な情報を発信していくので他の記事もぜひ見てみて下さい。ありがとうございました。