こんにちは、FP2級中学生のはぶおです。
今日は、お金の世界でとても大事な「複利」について、わかりやすく解説します。
複利は、投資や貯金で資産を増やす上で欠かせない考え方で、知っているかどうかで将来の資産が大きく変わります。
複利とは?
複利の基本
「複利(ふくり)」とは、元本だけでなく、そこから生まれた利息にも利息がつく仕組みのことです。
つまり、利息が利息を生み、お金が雪だるま式に増えていきます。
単利との違い
- 単利:元本にしか利息がつかない
- 複利:元本+過去の利息にも利息がつく
例:
- 元本10万円、年利5%、期間3年
- 単利の場合
10万円+(10万円×5%×3年)=115,000円 - 複利の場合
1年後:10万×1.05=105,000円
2年後:105,000×1.05=110,250円
3年後:110,250×1.05=115,762円
- 単利の場合
→ 差はわずか762円ですが、年数が長くなるほど差はどんどん大きくなります。
図にするとこんな感じ↓↓↓

複利のパワーは「時間」がカギ
複利の効果は、長期間運用するほど強くなります。
例えば、毎年5%で運用した場合:
年数 | 元本10万円(複利) |
---|---|
10年後 | 約16万3千円 |
20年後 | 約26万5千円 |
30年後 | 約43万2千円 |
→ 同じ5%でも、10年と30年では増え方が全く違います。
複利を最大限活かす3つのポイント
- 早く始める
中学生からでも「お金の勉強」と「少額投資の準備」はできます。時間が最大の味方です。 - 利益を再投資する
利益を引き出さず、また元本に回すことで複利効果が続きます。 - 焦らず長く続ける
複利は短期間ではあまり差が出ません。長期戦だと覚えておきましょう。
中学生でもできる複利の練習
中学生は実際に株や投資信託を始めるのは難しいですが、以下の方法で複利の感覚を身につけられます。
- 貯金をして年0.2%でも利息がつく銀行に預ける
- 仮想投資ゲームアプリで運用のシミュレーションをする
- 複利計算サイトで増え方を調べる
複利の注意点
複利は魔法のようですが、逆方向にも働くことがあります。
- 借金やクレジットカードのリボ払いは「負の複利」で雪だるま式に借金が増える
- 高リスク投資で損失を出すと、元本が減って複利効果が弱まる
複利を活用できる制度
日本には、複利を味方につけられる制度があります。
- NISA(少額投資非課税制度)
運用益が非課税になるため、複利効果を最大化できる - iDeCo(個人型確定拠出年金)
長期投資+節税+複利のトリプル効果
NISA、 iDeCoについての関連記事はこちらから↓↓↓
【2025年最新版】NISAとiDeCoの違いとは?FP中学生がわかりやすく解説!
【中学生FP2級が解説】新NISAってなに?将来に備えるための最強制度をやさしく紹介!
まとめ
- 複利は「利息が利息を生む」仕組み
- 長く続けるほど効果が大きくなる
- 中学生のうちから知っておくと将来大きな差がつく
- 借金の複利は危険なので注意
この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。これからもお金に関する有益な知識を紹介していくので他の記事も是非見てみてください。ありがとうございました。