「FP試験受けたいけど、どの級から受けらばいいの?」
そう考える人も少なからずいると思います。
実際に、3級よりも飛び級で2級を受けたほうが良い場合の人もいます。
今回は、そんなFP3級とFP2級の違いをFP2級中学生が解説します。
FP3級とFP2級の基本的な違い
| 比較項目 | FP3級 | FP2級 |
|---|---|---|
| 難易度 | 初級(入門レベル) | 中級(実務レベル) |
| 合格率(平均) | 約80% | 約40〜50% |
| 試験形式 | 学科&実技 | 学科&実技 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能(制限なし) | 実務経験 or 3級合格が必要 |
| 活かせる場面 | 家計管理、日常生活の知識 | 金融・保険業界、転職・就職など |
| 試験回数 | CBT方式により年中可 | CBT方式により年中可 |
難易度と合格率の違い
FP3級の難易度
FP3級は初めてFPを学ぶ人向けの入門資格です。
主に日常生活で役立つお金の知識が出題されます。
- 合格率は学科・実技ともに70〜80%前後
- 独学でも十分合格可能
FP2級の難易度
FP2級は実務的な内容が増え、計算問題も多い中級レベルです。
特に保険・年金・税金の分野はやや難しめ。
- 合格率は学科・実技ともに40〜50%前後
- 基本的には3級合格後に受けるのが一般的
試験範囲の違い
FP3級もFP2級も出題範囲は同じ6分野ですが、2級の方が深い知識と実践力を求められます。
6つの出題分野(共通):
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理(保険)
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- 不動産
- 相続・事業承継
FP2級ではこれらの分野で応用的な内容や計算問題が多くなります。
受験資格の違い
FP3級の受験資格
- 誰でも受験可能!
- 中学生・高校生・主婦・社会人、年齢・学歴問わずOK
FP2級の受験資格(以下のいずれか)
- FP3級合格者
- 2年以上のFP実務経験者
- 日本FP協会の認定講座を修了した人
つまり、いきなり2級は受けられないという点がポイントです。
ちなみに僕はFP3級を合格して受験資格を満たしました。
資格としての価値・キャリアへの影響
- FP3級:家計管理、保険の見直し、資産形成の入門におすすめ。就職にはあまり直結しない。
- FP2級:金融機関(銀行・保険・証券)や不動産業界でキャリアアップや就職に有利。
どっちから受けるべき?
基本は:まずFP3級に合格してから、FP2級に進むのが王道ルート。
ただし、「実務経験が2年以上ある社会人」はFP2級から挑戦も可能です。
お金に関する他の資格を持っていたり、ある程度のお金に関する知識がある人はFP2級から受けるのもありです。
よくある質問
Q. FP3級とFP2級、どれくらい勉強すれば合格できますか?
- FP3級:30〜50時間
- FP2級:80〜150時間
*あくまで目安程度に参考にしてください
Q. FP3級を飛ばして2級から受けられる?
→ 基本的に不可。3級に合格してからが安心です。
まとめ
| ポイント | FP3級 | FP2級 |
|---|---|---|
| 難易度 | 初級 | 中級 |
| 合格率 | 約80% | 約50% |
| 受験資格 | 誰でもOK | 条件あり |
| おすすめ | 初心者 | 実務で使いたい人 |
基本的には3級をとり、さらに知識を深めたい人は2級を取ることをおすすめします。お金に関する知識がある程度あって受験資格を満たしている場合は2級から受けるのもいいです。
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