「バイト代が思ったより少ない!」
初めてのアルバイトで誰もが感じる疑問、それが 給料から引かれるお金 です。
こんにちは。FP2級中学生のはぶおです。
この記事では、中高生や大学生でもわかるように「手取り」とは何か、そしてどんなお金が引かれているのかを具体的に解説します。
1. 「額面」と「手取り」の違いを知ろう
- 額面(総支給額) … 時給 × 働いた時間で計算される「もらえるはずの金額」
- 手取り … 実際に銀行口座に振り込まれる金額
👉 手取りは、額面から「税金」や「保険料」を引いた残りです。
2. アルバイトの給料から引かれるお金一覧
(1) 所得税(国に納める税金)
- 月8.8万円以上稼ぐと課税される
- 学生は「扶養控除等申告書」を出すとほとんど引かれない
💡 例:月10万円稼いだ場合 → 数百円〜千円程度引かれることも
(2) 住民税(市区町村に納める税金)
- 前年の収入が 103万円超 だとかかる
- 高校生のうちはほぼ対象外、大学生バイトでがっつり働くと注意
(3) 社会保険(健康保険・厚生年金)
- 週20時間以上・月8.8万円以上働くと加入の可能性
- 健康保険 → 病院代が3割負担に
- 厚生年金 → 将来もらえる年金が増える
👉 「学生でも対象になる」ので要注意!
(4) 雇用保険
- 週20時間以上・31日以上働く見込みで加入
- 将来失業したときに「失業手当」がもらえる
3. 具体例シミュレーション
👉 高校生Aさん(時給1,000円・月5万円稼ぐ)
- 所得税 … かからない
- 住民税 … かからない
- 社会保険 … 加入しない
→ 手取り:5万円そのまま!
👉 大学生Bさん(時給1,100円・月12万円稼ぐ・週25時間勤務)
- 所得税 … 数百円引かれる
- 住民税 … 来年にかかる可能性
- 社会保険 … 加入 → 約1.5万円引かれる
- 雇用保険 … 数百円引かれる
→ 手取り:約10.3万円
4. よくある質問(Q&A)
Q. アルバイトでも年末調整はあるの?
→ あります!勤務先に「扶養控除等申告書」を提出すればOK。
Q. バイトを掛け持ちするとどうなる?
→ 所得税が多めに引かれる可能性あり。確定申告が必要になる場合も。
Q. 高校生の短期バイトでも税金引かれる?
→ 基本的には引かれないが、稼ぎすぎると対象になる。
5. まとめ
アルバイトの給料から引かれるお金は、
- 所得税
- 住民税
- 社会保険(健康保険・厚生年金)
- 雇用保険
の4つが中心です。
中高生のバイトなら「ほとんど引かれない」ケースが多いですが、大学生や社会人並みに働くと社会保険などが引かれ、手取りがグッと減ります。
この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。これからもお金に関する有益な知識を発信していくので他の記事もぜひ見てみて下さい。ありがとうございました。